サイクロン集塵機用の防音キャビネットを作る

サイクロン集塵機一式を収容する防音キャビネットです。

上段に掃除機、下段にサイクロン集塵機を入れて、それらを直接接続しています。

キャビネット

キャビネットのサイズは幅400×奥行300×高さ1,180で、移動のために底面にキャスター、両側面に取っ手をつけました。

白いソケットを斜め向きにしているのは、部屋の隅に置いて使うためです。

掃除機は前回同様のハンディクリーナーで、騒音対策のため内壁に遮音シート、吸音シートの順に貼っています。

→ 前回

前回の防音ボックスは後付けで製作していました。

その結果、上から箱をかぶせる方式になったのですが、箱を持ち上げたりかぶせたりするのが少し面倒で、改善したいと思っていました。

今回は全体を一通り設計した上で製作し、扉で開閉するキャビネット式にしました。

扉を開けて、熱くなった掃除機をクールダウンしたり、掃除機を取り外したりがしやすくなっています。

昇降テーブル

サイクロン集塵機を乗せている棚板は昇降テーブルになっています。

たまったゴミを捨てるときは、ハンドルを回してテーブルを下降させれば、蓋が外れてビンをスッと取り出せます。

使用時はテーブルを上げて上下からギュッと押さえることでサイクロン本体をしっかり固定し、各接続部に隙間ができることを防ぎます。

昇降機構は3Dプリンター製で、下のような構造です。

サイクロン集塵機本体

本体も作り直しました。前回同様に透明素材を使っています。

→ 前回

基本的な構造は変わっていませんが、以下の変更点があります。

  • アウトレット管の固定をフランジ式にした
  • ダストボックス(ビン)の直径を大きくした

特に後者については集塵性能の改善を期待しています。

前回は小型化のため小さいビンを使いましたが、ビン内部の気流が強くなり、たまった粉塵の再飛散に悩まされることになりました。

また、ビンの肩が丸いことで、内部に縦回転の気流が発生しやすくなっているようにも見えました。

これらの反省から、大きめのビンに変更しています。

防音性能

騒音計による騒音レベルの比較です。

計測値の単位は「dB」(デシベル)でなく「dBA」で、人の耳の特性を考慮して周波数による重みづけがされています。

この掃除機はパワフルな反面、運転音がとても大きいのですが、扉を2つとも閉めれば夜間でも何とか使える程度にはなりました。

前作との比較

前作の防音ボックスでは、73.5dBAが最終的な数値でした。

サイクロン部がむき出しだった前作に対して、今回はキャビネット式でサイクロン部も密閉したことで、防音性能がアップしています。

おわりに

サイクロン集塵機は集塵性能も重要ですが、インターフェースの使いやすさも同じくらい重要です。

これまでサイクロンを製作・運用してきてそれがよくわかったので、今回は時間をかけてニーズを洗い出した上で製作しました。

本格運用はこれからなので、新たにわかったことがあれば記事にしていきます。

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